TOP > 話題の豆腐のお話し
今更ながらの感があり驚く方も多いと思うが「豆腐業界が豆腐の定義作りに乗り出した。」という記事が日本農業新聞に掲載された。
と言うことは、今まで豆腐に定義が無かったってことですか?安いものもこだわり素材のものもみんな同じ扱い?
記事によるとこれまで定義が曖昧だったため、大豆の使用割合が多いこだわり製品と、
安値になりがちな汎用(はんよう)品とが、同じくくりで販売されていた。
定義では、豆腐に含まれる大豆の割合「大豆固形分」を基準に、10%以上を「とうふ」、8%以上を「調製とうふ」、6%以上を「加工とうふ」と大まかに分類する。
6%に満たないものや、卵を主原料とするたまご豆腐などは除外するとしている。
大豆や凝固剤をどのくらい使っているかが分かり、消費者が製品を選べるようになる。
汎用品や高級品のすみ分けも進むとされている。
わかり易く言うと、絹豆腐を比べたときに大豆の香りがお口に充満するなめらかな豆腐が有るかと思うと、
見た目は白いお豆腐だけどちっとも大豆の味がしない副原料なんかで固た見せかけ豆腐があったということですね。
ちなみに当店で取り扱いのマルツネ生搾り豆腐は大豆23~24%と聞いております。(メーカー回答)
国産大豆を100%使用し、添加物である消泡剤は使用せずにがりのみで仕上げております。
豆腐の質や味を左右するのが、原料の『大豆』ですが、一見同じに見える大豆も用途によって品種はさまざま。
輸入大豆はもともと油を絞るためにつくられた品種のため、とうふづくりに重要なたんぱく質が十分でありません。
一方、たんぱく質の含有量が多い国産大豆は、日本のとうふづくりに適し、ほんのりと甘味のあるとうふが完成します。
日本国内の大豆消費の96%は輸入に頼り、国産大豆はわずか4%程だそうです。
遺伝子組み換え大豆問題や、外食や2次加工された惣菜などの表示はどうなるのか?
まだまだ不安が残るような気がいたしますが、先ずは安心できるお豆腐を求めることがもっと業界が厳しい基準を考えて行くことになりそうですね。
やっぱり買い物は投票なんだな・・・